理学療法 運動療法まとめ

股関節の痛みに悩んでいませんか(変形性股関節症)

こんにちは。理学療法士のKZです。あなたは股関節の痛みで悩んでいませんか。

動き出しで痛い、曲げたり捻ると痛い、歩いていると段々痛くなってくるなど。痛みの出方は様々ですが、このまま放っておくと変形股関節症の可能性が高まります。

今回は初期の股関節の痛みに対しての簡単な評価とリハビリについてお話して行きます。

 

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股関節について

股関節は大腿骨の上端にある骨頭と呼ばれる球状の部分が、骨盤の寛骨臼と呼ばれるソケットにはまり込むような形になっています、正常な股関節では寛骨臼が骨頭の4/5程包み込んでおり、このことが関節を安定させています。また、周囲の筋肉と協調することで、股関節を前後左右自由に動かすことができます。この状態を股関節の求心位が保持できている状態と言います。リハビリを進める上でもこの求心位を保持するということが非常に重要です。

 

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変形性股関節症とは

変形性股関節症は、関節軟骨の変性・摩耗により関節の破壊が生じ、これに対応する反応性の骨の増殖(骨硬化、骨棘)を特徴とする疾患です。原因の疾患が明らかでない一次性股関節症と、何らかの疾患に続発する二次性股関節症に分類できます。我が国では先天性股関節脱臼や、臼蓋形成不全などを原因をして起きる二次性股関節症が約80%を占めます。

どうすればいいの

基本的には股関節の求心位を保持できる状態を作ります。荷重、非荷重どちらでも股関節がどの方向を向いていても、大腿骨頭が良い位置にあるように周りの筋肉の働きを改善させてあげれば良いのです。

自分でできる股関節簡単チェック

股関節を曲げて両手で引きつける

曲げた時に股関節の前方につまる感じがあれば陽性です。

 

 股関節を曲げた状態で両手で回す

内側に入れた時に股関節の内側がつまるような感じがあれば陽性です。

 

 脚で4の字を作る

4の字の姿勢を保持した時に鼠径部(そけいぶ)ももの内側の筋肉、股関節の外側の痛みがあれば陽性です。

 

上記のテストで陽性だった方は股関節の求心位の保持が十分でない可能性があります。

以下のリハビリを行ってみてください。

 

リハビリ

お尻の筋肉のボールストレッチ

お尻の筋肉をテニスボールを使ってほぐします。最初はとても痛いですが、ほぐれてくると楽になってきます。

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ももの内側のストレッチ

※ももの内側の筋肉がストレッチされている以外の痛みの時は、無理に行わない。

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股関節の前のストレッチ

※股関節の前の筋肉がストレッチされている以外の痛みの時は無理に行わない。 

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骨盤前後傾ex

骨盤の運動と共に、お腹の筋肉も意識して使います。

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まとめ

股関節の痛み(変形性股関節症)に対してのチェック方法と、リハビリについてまとめました。

痛みの続く場合は整形外科の受診をおすすめします。初期の痛みを放っておくと変形が進行し、将来的に手術が必要になる場合もあるので、早期からの対応や、常に股関節の求心位を保つことが重要となってきます。

将来の末長い健康を目指して。 

 

参考文献)監修 国分正一、鳥巣武彦:標準整形外科 第10版